日本人の主食といえば、お米ですよね。
新米の季節になれば、美味しくて、ついつい食べ過ぎちゃう方もいると思います。
まあ、そんな美味しいお米を是非、愛犬にもおすそ分けしたいなーと、思う飼い主さんもいますよね。
とはいえ、犬が食べると危険な物もあるので、与える前にはしっかり食べられる物か、確認を忘れないようにしてください。
ということで今回は、「犬がお米を食べても大丈夫か」について説明していきます。
犬が「お米」を食べてもいいの?
答え:生米はダメ、炊いたお米なら大丈夫
はい、生米はダメですね。
まあ、与えようとも思わないと思いますが、愛犬が口にしないように気を付けてください。
普段私たちが食べるように、炊いたものや、お粥なら犬が食べても問題ありません。
ここからは、もう少し詳しく、お米を与えるメリットや、注意点についてご覧ください。
犬に「お米」を与えるメリット
素早く体を動かすエネルギーを作ってくれる
お米の主な栄養素は、炭水化物です。
炭水化物が消化されると、ブドウ糖などに変化します。
このブドウ糖は、体の中でエネルギーに素早く変わってくれるので、体を動かす原動力になってくれます。
また、お米には、ビタミンB群も含まれています。
ビタミンB群は、エネルギーの代謝を活発にしてくれるので、さらに効率的にエネルギーを作り出してくれます。
脳の活性化にも期待できる
ブドウ糖は、脳のエネルギー源にもなるので、しっかりと脳へとエネルギーを送ることで、脳を活性化し、健康な脳を保ってくれます。
バランスの取れた栄養素で体を丈夫にできる
お米には・・・
・鉄分
鉄分は、血を造り出しくれます。
・カルシウム
カルシウムは、歯や骨を丈夫にしてくれます。
・食物繊維
腸内をキレイにしてくれるので、免疫力アップや便秘の改善にも期待できます。
など体に嬉しい、成分が含まれています。
犬に「お米」を与える際の注意点
生米は与えない
何度も書いてますが、大切なのでもう一度書いておきます。
お米に火を通していない状態だと、上手く消化できずに、下痢になるケースが多いので注意しましょう。
お米の袋などを床に置いておいて、袋を破るなどして犬が口するという可能性もあります。
犬がいける範囲に、お米を置かないようにしましょう。
お米などの穀類を与えすぎない
お米に限ったことでは、ありませんが、犬は穀類の消化が得意ではありません。
食べ過ぎれば、上手く消化できずに、消化不良を起こすことがあります。
お米は、炭水化物も多いので、食べ過ぎれば肥満の原因にもなります。
こういった理由から、ご飯などの穀類は食事全体の2・3割を超えない程度にしてください。
消化の問題があるので、いきなり沢山のお米を与えず、少しずつ与えて問題なく消化できるか確認しながら、与える量を増やしていきましょう。
少量でも、便の状態が悪くなるのなら、お米が合わないのかもしれません。
与えるのをやめるか、お粥などにすると、さらに消化しやすくなるので試してみてください。
玄米や雑穀米は?
玄米や雑穀米も食べても大丈夫です。
しかし、普通の精米したものより、消化しにくくなります。
あとは、アレルギー物質が精米したものより多くなります。
問題なく消化できている、愛犬にアレルギーないのなら大丈夫です。
アレルギー反応や、便が緩い、下痢などがみられるならやめておきましょう。
食物アレルギーに注意する
上の項目でも書きましたが、愛犬のアレルギーには注意しましょう。
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
お米は、犬が食べても大丈夫でしたね。
栄養も豊富なので、アレルギーや消化に問題がなければ、ぜひ食事に加えてみてください。
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