柿といえば、秋の味覚の一つですよね。
甘柿だと思って渋柿を食べてしまった時の衝撃と言ったら何とも言えないです(笑
中々、口の中から渋みが抜けてくれなくて、ショボーンとしちゃいますよね。
あと、柿の固さって好き嫌いが分かれますよね
若干固いのが好みとか、ぐずぐずに柔らかくなったのが好きな人もいますよね。
私は、しっかりとした食感ある方が好みです。
まあ、そんな柿なんですが、「犬にあげてもいいの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
そこで今回は、「犬が柿を食べてもいいのか」について説明します。
犬が「柿」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です
犬が中毒を起こすような成分は含まれてません。
「柿が赤くなれば医者は青くなる」ということわざがあるくらい栄養も豊富です。
ここからは、柿の効能と与えるときの注意点を見ていきましょう。
「柿」の効能
抗酸化作用でガンや老化防止に期待できる
柿には、抗酸化作用のあるビタミンC・βカロテン・タンニンなどを含んでいます。
抗酸化作用とは活性酸素の働きを抑制してくれます。
活性酸素も体に必要な物なんですが、必要以上に働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。
細胞が傷つくということは、老化・ガンなどの原因になることもあります。
そこで、抗酸化作用のあるビタミンCなどを摂取することで、老化やガンの予防効果を期待できます。
これらの栄養の効果は、抗酸化作用だけじゃありませんよ。
ビタミンC
免疫力アップやコラーゲンを作るのに必要なんです。
コラーゲンは、骨や皮膚を丈夫にしてくれます。
因みにですが、犬は体内でビタミンCを作り出せます。
しかし、ストレスや病気・老化などの影響で不足することもあるので、普段の食事でカバーすることも大切です。
βカロテン(ビタミンA)
βカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAとし吸収されます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保ってくれます。
タンニン
タンニンとは、ポリフェノールの一種です。
血流や代謝の改善効果を持っています。
なので、高血圧の改善に期待できます。
等々、柿には健康な体作りに必要な栄養がたくさん含まれています。
犬に「柿」を与える際の注意点
丸ごと与えない
塊や柿の種が、喉や胃腸に詰まる可能性があります。
種を飲み込んだ場合、ほとんど便などで排出されるとおもいますが、万が一腸などで詰まった場合、腸閉塞などになることもあるので、種は取り除きましょう。
取り除いたうえで、小さくカットしてから与えてください。
皮も消化しずらいので、消化不良などで、嘔吐や下痢の原因になることもありますのでなるべく取り除きましょう。
与える量に注意する
栄養が豊富だからと、与えすぎると逆効果になることもあります。
栄養は過不足なく摂取することが大切です。
柿には、食物繊維やタンニンが含まれていますので、食べ過ぎると便秘・下痢の原因になります。
また、糖分も多いので肥満の原因にもなります。
犬の大きさなどによって、量は変わってきますが、10~20g程度をおやつとして与えるくらいがいいと思います。
便などの状態を見て、量を調節してください。
因みに干し柿は、通常の柿より食物繊維や糖分が多くなります。
干し柿を与えるときは、さらに量を少なくしたほうがいいと思います。
渋柿に注意
渋柿や未熟な柿には、アルカロイドという毒性の成分が含まれています。
なので、犬には与えないようにしてください。
因みにですが、「渋柿なんて渋い物食べるの?」と思う方もいると思います。
もちろん個体差はありますが、美味しそうに食べる犬は多いんです。
犬は、渋みなどに対して鈍感だとされているので、犬にとっては旨味のある食べ物なのかもしれませんね。
拾い食いに注意
柿の木などが散歩コースにある時は注意してください。
上で書いたように、詰まらせる可能性や、渋柿の危険性があるので注意してください。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
柿は、犬が食べても大丈夫でしたね。
栄養も豊富なので、おやつに少しあげるのは犬の健康にも役立っていいと思います。
くれぐれも与える量には、注意してくださいよ。
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