犬が「ごぼう」を食べて大丈夫?アレルギーや毒は?その対策は?

ごぼうといえば、私たち人間の間では、食物繊維が豊富で、健康にも役立つ野菜として定着していますよね。

じゃあ、犬の健康にも役立つんじゃないだろうかと、思う飼い主さんもいると思います。

ということで、実際のところ「ごぼう」を食べてもいいのか?健康に役立つのか?について説明していきます。




犬が「ごぼう」を食べてもいいの?

答え:食べても大丈夫です


犬が食べても中毒を起こすような成分は含まれていません。

それに、犬の健康に役立つ栄養もしっかり含まれています。

ここからは、ごぼうを与えるメリットと、与えるときの注意点をご覧ください。

「ごぼう」を与えるメリット

腸内環境を整えてくれる

冒頭でも触れましたがやはり、ごぼうといえば豊富な食物繊維です。

ごぼうに含まれる食物繊維には、「イヌリン」と「リグニン」が含まれています。

この食物繊維には、整腸作用もあり、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。

腸内の環境を整えることは、免疫力アップにも繋がり犬の健康を守ってくれます。

それに加え、腸の動きを活発にする効果もあるので、便秘解消の助けにもなります。

なので、愛犬がちょっと便秘気味で・・・とお悩みならば、普段の食事にごぼうをちょい足しすれば効果を発揮してくれます。

糖尿病の予防効果がある

食物繊維のイヌリンには、糖質の吸収を抑えてコレステロールの上昇を防ぐ効果もあるので、糖尿病予防などにも期待できます。

解毒作用で毒素を体外に出せる

食物繊維のリグニンには、解毒作用があります。

犬の体内に溜まった毒素を排出する助けになります。

抗酸化作用でガンや老化の予防になる

ごぼうには、「ポリフェノール」や「ペルオキシダーゼ」といった成分が含まれれています。

これらの成分には、抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑制してくれます。

活性酸素も体に必要な物なんですが、必要以上に働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。

細胞が傷つくということは、老化・ガンなどの原因になることもあります。

そこで、抗酸化作用のある成分を摂取することで、老化やガンの予防効果を期待できます。

犬に「ごぼう」を与える際の注意点

犬が食べやすいようにする

犬は、野菜の消化が苦手な生き物です。

なので、生で与えると消化不良を起こし、下痢や嘔吐を引き起こす可能性がありますので、必ず加熱して柔らかくなってから与えてください。

ごぼうは、アクも強いので取り除くために一度、水から煮てゆで汁を捨ててから調理するのをオススメします。

また、サイズが大きいと喉や胃腸に詰まる可能性もあります。

細かくした方が、消化もしやすくなるので、必ずフードプロセッサーなどで細かくしてから与えてください。

量を与えすぎない

いくら体にいい物でも食べ過ぎれば、逆効果になります。

便通を改善する食物繊維ですが、摂りすぎれば逆に下痢などの原因になりますので、与えすぎには注意が必要です。

犬により適量は様々ですが、一日の食事量の野菜全体で1・2割を超えない程度に与えてください。

例えばですが、5㎏の犬なら一日の食事量は、125g程度だと思います。

そのうちの野菜の量は、ごぼうを含めて10~20g程度ということになります。

あくまで目安なので、犬の体質によって適量は、変わってきます。

犬の便の状態をみて、緩くなっている等の異常が見られれば量を減らすか、与えるのを控えるようにしてください。

食物アレルギーに注意する

犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。

初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。

アレルギーの症状・・・

・痒がる

・嘔吐

・下痢

・目が充血する

などが見られたら、与えるのはやめましょう。

症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。

アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。

最後に

ごぼうは、犬にとっても健康に役立つ野菜でしたね。

とはいえ、食物繊維が豊富なので与え過ぎは厳禁なので、そこだけは注意して与えてください。。

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