小松菜といえば、栄養豊富で料理にも使いやすい野菜ですよね。
そんな小松菜を犬も食べてもいいのか?疑問に思う方もいるでしょう。
ということで、今回は「犬が小松菜を食べても大丈夫なのか」について説明します。
犬が「小松菜」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です
犬が食べても中毒を起こすよな成分は、含まれていません。
ということで、ここからは小松菜を与えるメリットと与える際の注意点をご覧ください。
犬に「小松菜」を与えるメリット
抗酸化作用でガンや老化を防ぐ
小松菜には、抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCが含まれています。
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑制してくれます。
活性酸素も体に必要な物なんですが、必要以上に働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。
細胞が傷つくということは、老化・ガンなどの原因になることもあります。
そこで、抗酸化作用のある成分を摂取することで、老化やガンの予防効果を期待できます。
カルシウムで骨を健康に
小松菜は、野菜の中ではカルシウムの含有量がトップクラスです。
カルシウムは、犬にとっても大切な栄養で、主に歯や骨の形成に欠かせない成分です。
なので、摂取することで歯や骨の健康を保ち、骨粗しょう症予防などの効果があります。
犬に「小松菜」を与える際の注意点
甲状腺に問題がある場合は注意する
小松菜を含むアブラナ科には、イソチオシアネートという成分が含まれています。
この成分には、甲状腺ホルモンの合成を抑制する効果があります。
健康な犬ならば、食べ過ぎない限り影響ありません。
ただ、甲状腺の持病を持っていたり、甲状腺機能が弱い犬の場合は、アブラナ科の野菜は控えた方がいいと思います。
愛犬の甲状腺機能について気になる方は、血液検査で診断できますので、かかりつけの動物病院に相談してください。
小松菜は、茹でてから与える
犬は、野菜の消化が苦手なのと、小松菜に含まれるシュウ酸が理由です。
シュウ酸を摂りすぎれば、尿結石のリスクが高まります。
しかし、シュウ酸は水に溶けるので、茹でることでシュウ酸の量を減らすことができます。
また、加熱することにより、消化もしやすくなります。
このようなメリットがあるので、小松菜を与える際は茹でてから与える方がいいですね。
ただ、ビタミンCも溶け出してしまうので、サッと茹でる程度にしておきましょう。
あと、サイズが大きいと消化に悪いので、必ず小さくカットしてから与えてください。
与えすぎに注意
小松菜には、食物繊維が含まれています。
食物繊維は、適量ならば腸内環境を整えてくれます。
しかし、摂りすぎれば下痢の原因にもなります。
なので、与えすぎは厳禁です。
犬により適量は様々ですが、一日の食事量の野菜全体で1・2割を超えない程度に与えてください。
例えばですが、5㎏の犬なら一日の食事量は、125g程度だと思います。
そのうちの野菜の量は、小松菜を含めて10~20g程度ということになります。
あくまで目安なので、犬により様々です。
なので、便の状態をみて、緩くなっている等の異常が見られれば量を減らすか、与えるのを控えるようにしてください。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
小松菜は、アレルギーや甲状腺に問題がある場合はダメですが、基本的には犬が食べても大丈夫な野菜でしたね。
それ以外の犬ならば、栄養も豊富で健康向上にも役立つ野菜です。
是非とも普段の食事のバリエーションに、加えてみてはいかがでしょうか?
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