ほうれん草といえば、おひたし等にして食べるとおいしいですよね。
栄養も豊富で、普段私たちの食卓でも目にする機会が割と多い野菜ですよね。
おいしくて体にもいいなら、ぜひとも愛犬にも与えたいと思う方もいるんじゃないでしょうか?
しかし、ちょっと待ってくださいよ!人と犬とでは食べられる物が違います。
与える前には、犬が食べてもいい物か、確認を忘れないようにしてください。
ということで今回は、「犬がほうれん草を食べても大丈夫なのか」について説明します。
犬が「ほうれん草」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です
犬が食べて中毒を起こすような成分は、含まれていません。
しっかり犬に嬉しい栄養も含まれていますので、ほうれん草を与えるメリットと与える際の注意点を説明していきます。
犬に「ほうれん草」を与えるメリット
鉄分で貧血予防
ほうれん草には、鉄分が豊富に含まれています。
鉄分は、血液の赤血球に含まれる、ヘモグロビンを作る為に消費される成分です。
貧血が心配な場合や予防する際には、ぜひとも摂取したい成分ですね。
また、鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれているので、貧血予防には最適な野菜です。
抗酸化作用でガンや老化を抑制する
ほうれん草には、βカロテンやビタミンCなどの抗酸化作用のある成分が含まれています。
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑制してくれます。
活性酸素も体に必要な物なんですが、必要以上に働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。
細胞が傷つくということは、老化・ガンなどの原因になることもあります。
そこで、抗酸化作用のある成分を摂取することで、老化やガンの予防効果を期待できます。
犬に「ほうれん草」を与える際の注意点
ほうれん草は茹でてから与える
ほうれん草には、シュウ酸が含まれています。
いわゆるアクですね、エグみを感じる成分です。
あれは、尿結石のリスクを高める成分になります。
幸い、水に溶けるので、茹でることによりシュウ酸の量を減らすことができます。
ほうれん草を茹でる理由は、もう一つあります。
犬は、野菜の消化があまり得意ではありません。
なので、茹でずに与えると上手く消化できずに、下痢などの原因になることもあります。
だから犬に与える時は、茹でたうえで消化しやすいように細かくカットしてから与えてください。
ただし、茹ですぎると大切な栄養もゆで汁に逃げてしまうので、サッと茹でるのがおすすめです。
与えすぎない
いくら栄養豊富な食べ物でも、与えすぎれば害が出ることもあります。
ほうれん草には、食物繊維が含まれています。
適量であれば、便通の助けになる食物繊維ですが、摂り過ぎれば下痢などの原因になります。
なので、与えすぎず適量を与えてください。
適量は、犬により様々ですが、目安として野菜全体で、1日の食事量の1・2割を超えない程度に与えてください。
例えばですが、5㎏の犬なら一日の食事量は、125g程度だと思います。
そのうちの野菜の量は、小松菜を含めて10~20g程度ということになります。
あくまで目安なので、便の状態をみて、緩くなっている等の異常が見られれば量を減らすか、与えるのを控えるようにしてください。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
ほうれん草は、犬が食べても大丈夫で、健康にも嬉しい成分が含まれていましたね。
ただし、シュウ酸には気を付けて、茹でてから与えるようにしてください。
あとは、アレルギーがなければ、普段の食事のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
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