大根は、煮たり、おろしたり等々、色々な食べ方があって、私たちの食卓に並ぶことも多い野菜ですよね。
私は特に、おでんの大根が好きですねー
とまあ、そんな話はどうでもいいですね(笑
今回は、「犬が大根を食べてものいいのか?」について説明していきたいと思います。
食べさせるつもりはなくとも、床に落ちたときにパクリなんて時に焦らないように、是非ご覧ください。
犬が「大根」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です
犬が食べても中毒を起こすような成分は含まれていません。
大根には、犬にも嬉しい栄養が含まれているので、大根を与えた時のメリットと注意点を合わせてご覧ください。
犬に「大根」を与えるメリット
ビタミンCが豊富に含まれている
ビタミンCには、抗酸化作用やコラーゲンを作る際に必要になります。
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑制してくれます。
活性酸素も体に必要な物なんですが、必要以上に働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。
細胞が傷つくということは、老化・ガンなどの原因になることもあります。
そこで、抗酸化作用のある成分を摂取することで、老化やガンの予防効果を期待できます。
コラーゲンは、皮膚・筋肉・関節など様々な部分に必要とされています。
コラーゲンが不足すると、皮膚・毛並み・関節などにトラブルが起こるリスクが高まります。
なので、ビタミンCを摂取してコラーゲンが不足しないようにしましょう。
実は、犬の体内でビタミンCは作られます。
しかし、老化や病気などの影響で不足するケースもあります。
なので、普段の食事でビタミンCを補うことも大切です。
血流をよくしてくれる
大根には、「イソチオシアネート」という成分が含まれています。
この成分は、血液をサラサラにする効果があります。
血の塊ができにくくなるので、血栓症の予防になります。
ビタミンB群でエネルギーを作り出す
ビタミンB群は、エネルギーを作り出すのに必要なビタミンです。
疲労は、エネルギー不足です。
エネルギーを効率的に、作り出すのを助けるビタミンB群をとることで、疲労回復に期待できます。
消化を助けてくれる(生の場合)
大根には、「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれています。
この成分は、加熱すると消えてしまうので、大根おろしにして与えると消化を助けてくれます。
大根の葉っぱにも栄養が沢山
大根の葉っぱにも栄養が沢山含まれています。
根の部分(白い部分)には、含まれていない、βカロテン(ビタミンA)・カルシウム・鉄分、など栄養が豊富です。
・βカロテンは、抗酸化作用に加え、視覚や粘膜を健康に保ちます。
・カルシウムは、骨を健康に保つのに欠かせません。
・鉄分は、血を作るの必要になります。
この様に、葉っぱの部分にも栄養がたっぷり含まれています。
葉付きの大根の場合は、ぜひ葉も与えてください。
犬に「大根」を与える際の注意点
犬が食べやすくする
大根を丸ごと与えるのは、やめてください。
消化に悪いうえに、塊を飲み込んで、喉や胃腸に詰まる可能性もあります。
根の部分は生・加熱どちらでも大丈夫です。
生で与えるときは、皮ごと大根おろしで、加熱したときは、細かくカットして与えてください。
葉の部分は、生だと消化にわるいので、加熱したうえで、細かくカットするか、フードプロセッサーで細かくして与えてください。
・根の部分は、生・加熱どちらもOK(大根おろしが、オススメ)
・葉の部分は、加熱して細かくカットして与える
甲状腺に問題がある場合は注意する
先程、栄養の部分で紹介したイソチオシアネートには、甲状腺ホルモンの合成を抑制する効果があります。
健康な犬は、食べ過ぎない限り影響ありません。
ただ、甲状腺の持病を持っていたり、甲状腺機能が弱い犬の場合は、大根は控えた方がいいと思います。
愛犬の甲状腺機能について気になる方は、血液検査で診断できますので、かかりつけの動物病院に相談してください。
与えすぎない
栄養豊富な食べ物でも食べ過ぎると、害が出ることがあります。
大根には、食物繊維が含まれています。
食物繊維は、適量であれば、便通の改善などに期待できますが、摂りすぎれば逆に下痢などを引き起こす可能性があります。
なので、与えすぎないように気を付けてください。
犬により適量は様々ですが、一日の食事量の野菜全体で1・2割を超えない程度に与えてください。
例えばですが、5㎏の犬なら一日の食事量は、125g程度だと思います。
そのうちの野菜の量は、大根を含めて10~20g程度ということになります。
あくまで目安なので、犬により様々です。
なので、便の状態をみて、緩くなっている等の異常が見られれば量を減らすか、与えるのを控えるようにしてください。
ただ、大根おろしだと辛味などもあるので、大根おろしの場合は、少量(スプーン一杯程度)を食事に混ぜて与えるのが良いと思います。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
大根は、犬が食べても大丈夫な野菜でしたね。
生で食べると消化の助けにもなるので、大根おろしを普段の食事にちょい足しすると、消化の助けにもなるし、栄養も摂れて効果的ではないでしょうか?
よろしければ、お試しください。
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