
梨って甘さと、ちょっとした酸味でサッパリと食べられておいしいですね。
あのシャリシャリとした食感も私は大好きです。
私たちが食べてればワンちゃんも当然、興味津々で近づいてきますよね(笑
とはいえ、人と犬では食べられるものが違います。
そこで今回は、「犬が梨をたべてもいいのか」について説明します。
犬が「梨」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です
犬が梨を食べても問題ありません。
梨は水分が多く、水分補給の助けにもなりますし、健康に役立つ栄養も含まれています。
しかし、与える際には注意することもあります。
ここからは、梨の栄養と注意点についてご覧ください。
「梨(なし)」の栄養
梨には、様々な栄養が含まれているので、いくつか紹介します。
アミノ酸(アスパラギン酸)・有機酸(りんご酸・クエン酸)
梨には、疲労回復に効果的な酸を豊富に含んでいます。
アミノ酸や有機酸は、疲労の原因は細胞が傷ついているからです。
その細胞を修復するために、必要なエネルギーを作り出す助けをしてくれます。
他にも代謝機能をアップさせてくれます。
また、アミノ酸のアスパラギン酸には、アンモニアを体外に排出する機能もあります。
アンモニアは、エネルギーを作る際に発生するんですが、これが体に溜まると疲労が溜まりやすくなったり、免疫力の低下などの原因になります。
プロテアーゼ
犬にとってタンパク質は、体を作るのに大切な栄養です。
食事には、タンパク質がたっぷり含まれていても、うまく吸収されなければ意味がありません。
そこで必要になってくるのが、消化を助けてくれる酵素です。
その酵素が「プロテアーゼ」という酵素です。
梨には、この酵素が含まれているので、犬の健康な体作りを助けてくれます。
カリウム
カリウムには、余分な塩分を尿として排出してくれます。
高血圧の改善になります。
犬に「梨(なし)」を与えるときに注意すること
アミグダリンに注意
未成熟な実・種の中・茎・葉には、アミグダリンという青酸性の毒が含まれています。
店頭で販売されている物なら心配ないと思います。
しかし、梨を育てている場合や、近くに梨の木がある場合は、落ちているものを食べないように気を付けてください。
誤って口にした場合は、中毒症状が出る可能性もあります。
主な症状は・・・
・呼吸困難
・嘔吐
・めまい
・血圧低下
・発熱
・死亡
などで、最悪死んでしまうこともあります。
誤って口にした可能性があるなら、動物病院に相談するか連れて行きましょう。
犬が梨を食べやすいようにする
梨を丸ごと与えないでください。
喉に詰まらせる可能性や、種による中毒症状がでる可能性もあります。
種を取り除き、小さくカットしたり、すりおろしたりしてください。
皮は消化しにくいので剥いた方がいいです。
でも、栄養があるから食べさせたいという場合は、カットよりもすりおろした方が消化しやすくなるとおもいます。
食べさせ過ぎない
梨には、食物繊維や糖分が含まれています。
食物繊維は、適量であれば便通改善に効果的ですが、摂りすぎは下痢・便秘になることもあります。
糖分を摂りすぎれば、肥満の原因となります。
なので、与えすぎには注意です。
ちょっとしたおやつ程度に留めておきましょう。
愛犬の大きさにもよりますが、1日20g位を目安にしてください。
下痢になったりしたら、その子には与えた量が多すぎたのかもしれません。
愛犬の様子を見ながら与えてください。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
最後に
梨は、疲労回復や栄養の吸収を助けてくれる犬にとっても嬉しい果物でしたね。
梨といえば、8月頃には出始めますね。
疲労回復に優れた梨なので、ちょっと夏バテ気味って時のおやつとしてどうでしょうか?
暑い夏を、おいしく・元気に乗り越える助けになってくれるはずです。
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