生姜といえば、ネギと並んで薬味の定番ですよね。
私は、豆腐やそうめんを食べるときには、欠かせない物です。
まあ、こんな風に人間が好んで食べるものでも、ネギは犬に食べさせてはいけないと、有名ですよね。
じゃあ、生姜はどうでしょうか?
犬が食べてもいいか知っていますか?
知らない、わからないという方の為に今回は「犬が生姜をたべてもいいのか」について説明します。
犬が「生姜」を食べてもいいの?
答え:食べても大丈夫です。
犬も生姜をたべられます。
ここからは、生姜の栄養や与える際の注意点を説明します。
「生姜」の栄養
生姜の代表格の栄養は、辛み成分です。
生か加熱・乾燥するかで変わってきます。
生の場合は、「ジンゲロール」が多く含まれています。
加熱・乾燥すると「ジンゲロール」の一部が「ショウガオールとジンゲロン」に変化します。
どれも優れた効果があります。
共通した効能
抗酸化作用
活性酸素の働きを抑制する働きがあります。
活性酸素自体は、体に必要な成分なんですが、働きすぎて細胞を傷つけてしまいます。
その結果、老化やがん細胞の発生の原因になります。
なので、活性酸素の働きを抑制することにより、老化やガン予防に期待できます。
血流促進
血流の流れをよくすることで、体中に栄養を送ったり、老廃物を排出する助けになります。
免疫力のアップ
殺菌・免疫細胞の活性化の効果があります。
病気にかかりにくくなります。
ジンゲロール(生)
免疫力向上
共通した効果でも書きましたが、ジンゲロールの方が免疫力アップの効果は高いです。
なので、病気予防の為に摂取するなら生で与える方がいいです。
解熱作用
ジンゲロールは、体の表面を温める効果がありますが、これは体内の熱を表面に送っているので、結果的に体の熱は下がります。
なので、冷え性を改善する場合には、生の生姜は逆効果になります。
ショウガオールとジンゲロン(加熱・乾燥)
体を温める
乾燥や熱を加えると、生の場合と違い体の内側から温めてくれる効果があります。
なので、冷え性を改善する場合は、加熱したものを食べさせてください。
ダイエット
脂肪燃焼の効果や代謝の向上に効果があります。
「生姜」を与える際に注意すること
食べやすくする
生姜を丸ごと与えないでください。
すりおろしたり、細かく刻んでから与えてください。
食べさせ過ぎない
生姜は刺激も強いので、大量に与えると下痢や胃腸の炎症につながる場合もあります。
ひとつまみ程度を普段の食事に混ぜるのがいいと思います。
食物アレルギーに注意する
犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。
初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。
アレルギーの症状・・・
・痒がる
・嘔吐
・下痢
・目が充血する
などが見られたら、与えるのはやめましょう。
症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。
アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。
補足
中毒症状が出る?
「犬 生姜」などで検索をかけると、中毒を起こすと記載されているサイトもあります。
中毒を起こす原因は、ネギ類と同じ「アリルプロピルジスルファイド」と書かれています。
ですが、生姜にはこの成分が含まれていません。
何らかの理由で勘違いされているみたいです。
最後に
生姜には、犬にも嬉しい効果がありましたね。
しかし、生姜は刺激が強いので、愛犬が嫌がるようなら無理に与える必要もありません。
生姜のサプリメントも出ていますので、サプリメントで生姜の栄養を摂取するの一つの手です。
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