犬が「さんま」を食べて大丈夫?アレルギーや毒は?その対策は?

さんまといえば、秋の味覚の一つですよね。

さんまはおいしいですから、苦手でもない限り旬の時期になれば、さんまを食べる事が増える方も多いんじゃないでしょうか?

おいしいものなら是非とも、「愛犬と一緒に味わいたいなー」と思うことってありますよね。

とはいえ、犬が食べるとダメな食べ物もあります。

あなたは、犬がさんまを食べてもいいのか知っていますか?

もし、知らないなら、ぜひ確認していってください。

ということで今回は、「犬がさんまを食べても大丈夫か」について説明していきます。




犬が「さんま」を食べてもいいの?

答え:食べても大丈夫です

さんまに含まれている成分で、犬が中毒を起こすことはありません。

アレルギーがある場合は、もちろんダメですがそれ以外なら大丈夫です。

ということでここからは、さんまに含まれる栄養や与えるときの注意点について、ご覧ください。

犬に「さんま」を与えるメリット

さんまは、タンパク質が豊富

タンパク質は、体の様々な部分を作るのにとても大切な成分です。

筋肉はもちろん、臓器・被毛・爪など様々な部分を作るのに使われています。

正に殆どが、タンパク質で出来えているといっても過言ではないでしょう。

なので、タンパク質が豊富なさんまは、犬にとっても嬉しい食べ物です。

さんまには、良質な油分が含まれている

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)という成分が含まれています。

DHA・EPAとは、不飽和脂肪酸という、油なんです。

油というと体に悪いイメージがありますが、DHAやEPAは体にいい効果を与えてくれます。

DHAやEPAには、血中のコレステロールを制御する働きがあります。

この働きにより、血流がよくなり、血栓や脳梗塞の予防に期待できます。

また、DHAは脳を健康に保つ働きがあるので、ボケ防止にも期待できます。

さんまは、ビタミンも豊富

さんまには、ビタミンA・B群・Dなどが含まれています。

ビタミンA

視力・皮膚・粘膜を健康に保つ効果があります。

ビタミンB群

代謝を促す効果があるので、エネルギーを作り出す手助けをしてくれます。

エネルギーを効率的に作り出すので、疲労回復にも期待できます。

ビタミンD

ルシウムの吸収を助けてくれるビタミンです。

骨を健康にし、骨粗しょう症の予防効果にも期待できます。

犬に「さんま」を与える際の注意点

生では与えないほうがいい

成分的には、生でも問題ありませんが、さんまには寄生虫がいる可能性があります。

市販されている物なら、殆どの場合大丈夫だと思いますが、一応気を付けたほうがいいと思います。

寄生虫に寄生されると、嘔吐・腹痛・下痢など症状などで愛犬が苦しんでしまいます。

寄生虫は、加熱するか冷凍(-20度で24時間以上)すれば死にます。

なので、寄生虫の心配をなくすために、どちらからの対策をとってから、与えるようにしてください。

あと生の場合は、消化もしにくくなるので、仮に与える場合は細かくカットして与えたほうが、消化の助けになります。

・寄生虫が心配

・消化しにくい

という点で、さんまは生ではなく加熱して与えたほうがいいと思います。

さんまの骨に注意する

さんまは、骨が多く運が悪いと、喉や内臓に刺さる可能性があるので、出来るだけ取り除くほうが安心です。

小型犬や、老犬など気管が細かったり、飲み込む力が衰えている場合は危険性が増すので、特に注意したほうがいいと思います。

あとは、骨ごと食べられるように調理するのもありですね。

・フードプロセッサーや、すり鉢ですり潰す

・圧力鍋で煮て、骨を柔らかくする

など、ひと手間かけてから与えれば骨も安心ですね。

調理するときは、味付けはしない

私たちが、さんまを調理するときは、塩やしょうゆなどの調味料で味付けしますよね。

犬にも同じように味付けすると、塩分や糖分の摂りすぎになる可能性があります。

なので、犬に与える場合は、味付けをしないで与えるようにしてください。

与えすぎない

体に良いものでも食べ過ぎれば、悪影響が出る可能性もあります。

栄養は、バランスが大切です。

メリットで紹介した、不飽和脂肪酸(DHA・EPA)は、体の中で酸化しやすいと言われています。

酸化するとは、老化するということです。

なので、摂りすぎれば老化を早める可能性もあります。

毎日食べさせるなど、頻繁に与えることは避けて、時々与える程度にしておきましょう。

あとは、愛犬のサイズに合った、一日の摂取カロリーを超えない程度に与えてください。

食物アレルギーに注意する

犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。

初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。

アレルギーの症状・・・

・痒がる

・嘔吐

・下痢

・目が充血する

などが見られたら、与えるのはやめましょう。

症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。

アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。

最後に

さんまは、犬が食べて大丈夫な食べ物でしたね。

もちろん、アレルギーや骨、与えすぎには注意が必要ですが、さんまは栄養も豊富で犬にとっても嬉しい食べ物だと思います。

なので旬の時期には、ぜひ愛犬と共にさんまを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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