犬が「マグロ」を食べて大丈夫?アレルギーや毒は?その対策は?

赤身や中トロ、大トロ、中落ち等々、部位によっておいしさの変わるマグロ。

さらには、刺身でも焼いても煮てもと、色々な調理法もあって、日本人には人気のお魚ですよね。

そんなマグロですから、ワンちゃんたちも目にする機会も増えてくると思います。

ワンちゃんは、食べもには興味津々になりますからね、ねだられることもありますよね。

とはいえ、犬に与えちゃダメな食べ物ってありますからね。

あなたは、犬がマグロ食べてもいいのか知ってますか?

知らないなら是非ご覧ください。

ということで今回は、「犬がマグロを食べてもいいのか」について説明していきます。




犬が「マグロ」を食べてもいいの?

答え:食べても大丈夫です


はい、食べ過ぎなければ、特に問題もありません。

そういった、注意点やマグロを与えるメリットなどを説明していきます。

犬に「マグロ」与えるメリット

赤身は、タンパク質が豊富

タンパク質は、体の様々な部分を作るのにとても大切な成分です。

筋肉はもちろん、臓器・被毛・爪など様々な部分を作るのに使われています。

正に殆どが、タンパク質で出来えているといっても過言ではないでしょう。

トロの部分は、良質な脂質が魅力

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)という成分が含まれています。

DHA・EPAとは、不飽和脂肪酸という、油なんです。

これらには、血中のコレステロールを制御する働きがあります。

この働きにより、血流がよくなり、血栓や脳梗塞の予防に期待できます。

また、DHAは脳を健康に保つ働きがあるので、ボケ防止にも期待できます。

血合には、鉄分やタウリンが豊富

鉄分は、血液を作り出すのに必要な成分です。

貧血予防になります。

タウリンには、抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑えてくれることです。

活性酸素は、体に必要な物なんですが、働きすぎて細胞を傷つけてしまうんです。

細胞が傷つくと、老化が早くなったり、発がん性物質などが発生する原因になります。

そこで、タウリンなどの抗酸化作用がある成分で、活性酸素の働きを抑えることで、老化防止やガン予防になります。

タウリンには、他にも心臓・視覚・聴覚を正常に保つために必要な栄養なので、不足すればそれらに影響を及ぼすこともあります。

実はタウリンは、犬が体内で作れる成分なんです。

しかし、体内で作られる分では、不足する場合も多いです。

なので、普段の食事からタウリンを摂取する必要があります。

犬に「マグロ」を与える際の注意点

生では与えない方がいい

主に二つの要因で、加熱する方が安全です。

まず一つに、犬はマグロなどの魚介類の消化は、あまり得意ではありません。

なので、加熱したほうが、消化しやすいので、加熱した方がいいです。

もう一つ、マグロには「チアミナーゼ」という成分が含まれています。

この成分には、ビタミンB1を分解する働きがあります。

ビタミンB1が不足すると、脳や神経に影響を与えて様々な症状が現はれます。

幸い、チアミナーゼは、加熱することにより、無力化されるので、犬に与えるなら加熱した方が安全です。

とはいえ、少量食べてすぐに異常が出ることは、殆どありえないと思います。

大量に与えたり、日常的にマグロを生で食べない限り、チアミナーゼの影響は殆どありません。

まとめますと・・・

・マグロの消化が苦手

・チアミナーゼでビタミンB1が分解される

これらの理由から、加熱したほうがいいが、少量であれば生でも大丈夫です。

与えすぎない

先ほども書きましたが、犬はマグロなどの魚介類の消化が得意ではありません。

食べ過ぎれば、消化不良を起こし、下痢などになる可能性があります。

また、トロの部分は油が多いので、トロが合わない子は、すぐに下痢になることもあります。

なので、トロの部分は控えるようにするか、少量与えて大丈夫か確認してから与えましょう。

もちろん赤身の部分にも合うあわないがあるので、、マグロは食事にすこしトッピングする程度にしておきましょう。

仮に少量でも、便が緩かったり、下痢になるならその子には、マグロが合わないのかもしれません。

その場合は、さらに量を減らすか、与えないようにしてください。

マグロを食べた後の、愛犬の状態や便の様子を見て、適量や与えないかを判断してください。

食物アレルギーに注意する

マグロには、アレルギーの原因になりやすい「水銀」や「ヒスチジン」という成分が含まれています。

愛犬に与える場合は、食べたあとに異常がないかしっかり確認してください。

犬にも個体それぞれのアレルギーがあります。

初めて与える食べ物は、必ず少量与えて異常がなければ少しずつ量を増やしていきましょう。

アレルギーの症状・・・

・痒がる

・嘔吐

・下痢

・目が充血する

などが見られたら、与えるのはやめましょう。

症状がひどい場合は、動物病院へ連れて行きましょう。

アレルギーが心配な場合は、一度検査してもらうのも良いと思います。

最後に

マグロは、基本的には犬が食べても大丈夫な食べ物でしたね。

ただ、生で与える場合は、消化の問題やチアミナーゼには、ちょっと注意が必要です。

これらの理由から、日常的に与えるのは控えた方がいいですね。

とはいえ、犬に嬉しい栄養も含まれているので、たまにトッピングとして加える程度であれば、アレルギーがない限り健康に役立ちます。

ということで、くれぐれも与えすぎと、アレルギーに注意して与えるようにしてください。

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犬の食べ物




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